

この記事はこんな方にオススメ
- 家で勉強したいが、集中できない方
- 家でやるが何度も挫折してしまう方
- 家で長時間・毎日継続して勉強できない方
この記事からわかること
- 実際の高校生に「家で勉強に集中できない理由」を尋ねると・・・
- 家で勉強に集中できない理由と対処法
- 家で勉強するメリットとは・・・
この記事を書いている人

- 現役高校教師
- 家庭教師歴3年
- 中学では平均27点👉高校では猛勉強の末、平均80点をキープ!
私は「勉強している姿」を見られるのが嫌いだったため、勉強場所は基本「家」でした。
家にはたくさんの誘惑があり、勉強を妨げる原因も様々です。
その一方で、教材代わりになったり、動画解説など良い面もたくさんあります。
- 「家」をうまく使えば快適な場所に。
- 家での勉強の仕方を間違えると「家」は勉強出来ない場所に。
になってしまいます。

家での勉強について、高校生の生の声
学校に通っている生徒は「家で勉強に集中出来ない理由」をどう捉えているのか。

家はそもそも「勉強する場所」っていう感じじゃない。
テスト前とかじゃないと家で勉強しない
家でも勉強なんて嫌だ
家だと「さぁやるぞ!」って感じにならなくて
なんだろう・・勉強机に座ることすらないです
学校は勉強するところ。家は休むところ。って感じです
家の勉強机きったねぇですもん
わからない所だらけで家でやってもすぐ詰まっちゃいます

私も学生時代、同じような考えを抱いていました。
しかし
- 成績上昇
- テストの点数を伸ばす
- 周りと差をつける
など、成長するための最短距離は「家でどれだけ集中して勉強できるか」です。

家で勉強に集中できない理由
生徒の声も踏まえ、家で勉強に集中できない理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は
- 生徒が言う集中できない理由
- 一般的な集中できない理由
の2つにわけて見ました。

生徒が言う集中できない理由① 勉強する場所になっていない
少し言葉を荒くしましたが、大抵の生徒がこの理由のせいで勉強できない。と思っています。

生徒が言う集中できない理由② 同調意欲が湧かない
誰かが勉強していると「勉強しなきゃいけない」という気持ちになることってありませんか?
集団心理の効果として、”赤信号、みんなで渡れば怖くない”これはリスキーシフトと呼ばれる。集団意欲・集団心理の恐ろしい面です。
リスキーシフトとは
1人だと慎重で理性的な行動を取れる人間が、集団の「極端な言動が注目されやすくなる」という特性によって、リスクの高い意思決定に加担してしまうという心理です。
(引用元:Theory「リスキーシフトとは」)
一人でやるのは怖いけど、複数人でならやれる。ということですね。
授業でも同じような場面があります。
- 周りがみんな自習してるときには、友人と話しづらい。
- 教室がうるさいときは、大声を出しやすい。

図書室は集中しやすいという生徒が多いですが、その理由の1つに「周りも勉強しているから」というのがあります。家では「同志」がいないので中々やる気になりません。
生徒が言う集中できない理由③ 誘惑物が多い
学校で「勉強以上に楽しいものを出してみて」と聞くとどんなものを想像しますか?
例えば
- 友人との会話
- クロームブック
- 本
これくらいでしょうか?
しかし家だとどうでしょう。
- スマホ
- TV
- ゲーム
- 漫画
- おやつなど

ハードルで例えるなら
- 「学校内では約3つの誘惑物を超えれば勉強にたどり着く」
- 「家では無数にある誘惑物を超えなければ中々勉強にたどり着かない」
という風に言い表すこともできます。

一般的な集中できない理由① 緊張感が無くなる
残り10分でこのプリントを終わらせないと!!!
あの子も勉強してる・・頑張らないと!!!
このようなことが家ではありません。
時間など自由に設定できますし、競争相手も視界にはいません。
そのため緊張感が無くなり、焦りを感じにくくなります。
誰だって焦りを感じていないものは後回しにするか、しないことが多いでしょう。


一般的な集中できない理由② 眠くなってしまう
眠くなる原因は様々ですが、少なくとも「安心できる場所」で眠くなります。
勉強が好きなら別ですが、大抵の生徒は勉強が嫌いでしょう。
勉強はやりたくない 👉 逃げたい 👉 眠い 👉 寝る
というのが典型ですね。

家で勉強するメリット
では「家で勉強する」とあなたにどんなメリットがあるのか。

- 他者と差をつけられる
- 移動する必要がない
- 「声を出しながら」勉強できる
- 教材に困らない
- 何かを食べたり、自由に勉強できる
ざっと上記5つのようなメリットがあります。


家で勉強に集中する方法
では、家で勉強に集中するにはどのような方法があるのでしょうか?


家で集中する方法① 計画を立てる
早く寝ろ!!!
と、ご両親などに言われても、早く寝たいとは思いませんよね。
そう。それだと、「早く寝る」ことは、あなたにとって嫌なものとなってしまいます。
しかし「明日は修学旅行だ」と言われればどうでしょう?
「明日は修学旅行だし、嫌だけど早く寝るか」となりませんか?
もし「それでもならない!」という方がいても、早く寝ろ!!!よりは「早く寝なきゃいけない感」が強くなりませんか?
勉強も同じです。
- 次のテストの平均点が70点を越えたら好きなモノを買おう
- 1時間勉強したら1時間ゲームをしよう
という風に「勉強する目的」を作ると家でも勉強に向かいやすくなります。
実際にいた生徒
「毎日3時間勉強する。」それができない日はお菓子を食べない。というかなりストイックな生徒もいました。
しかし、それを1ヶ月続けると3時間勉強することに抵抗を感じなくなり、自然と家でも勉強できるようになったのだとか。体重も減ったらしいです笑
家で集中する方法② 好きな教科からやる
好きな教科から始めると「解ける楽しさ」を感じやすいのでスムーズに勉強モードに入れます。
そもそも好きな教科などない!という生徒は「一番正答率が高い教科」からやってみてください。
実際にいた生徒
理数系のその生徒は「必ず数学から」勉強をするそうで、最後に英語をやるそう。
理由は単純で「誰が好き好んで苦手なものをやりたいと思いますか。」と言っていました。
家で集中する方法③ 服を着替える
少し刺激的ですが「服装で人格が変わる」例として👇
スタンフォード監獄実験
21人の男女を集め、囚人服と看守服を着させ囚人服は囚人の生活を看守服は看守の生活を行った。
当初2週間ほどの実験だったが、危険だと判断し6日間で中止した。
(引用元:Wikipedia「スタンフォード監獄実験」)
詳細はリンク先にて見ていただけますが、
簡潔に表すと
看守服を着ている人達が高圧的になり、囚人役の人に暴力や罰を与える様子が過激になってきたため中止された。という研究結果になりました。

服装が与える心理的効果は、実はとても大きいのです。
家に帰り「ダル着」に着替えるのでは無く、少しピシッとした「勉強着」を着てみましょう。
無ければ「勉強するときはこの服を着る!」という風に決めても良いと思います。

実際にいた生徒
明確な話しは聞けませんでしたが、「家でも制服を着ている」という生徒はいました。
家で集中する方法④ スマホを後ろに投げる
スマホは誘惑物の代表です。それに「手の届くところにスマホを置いておくと集中力が下がる」という研究もあります👇
米テキサス大学の実験
スマホをポケットや机に置く大学生400人と別の部屋にスマホを置く大学生400人。計800人を集め、簡単な数学の問題や図形選びの問題を行った。
問題はスマホを利用しても特に有利に働かないものである。
結果、手の届くところにスマホを置いていた大学生400人の点数が著しく低い結果となった。
スマホは集中力を奪うというデメリットがありますが、同時に良き教材になることもあります。
しかし「家で集中して勉強する」ことに慣れていない方はスマホを視界外にポーンと投げてしまいましょう。
それだけで家で勉強するハードルが下がります。

実際にいた生徒
スマホはリビングにおいている。という生徒もいましたね。
また、充電器を別の部屋におき、充電している間勉強するという面白い生徒もいました。
家で集中する方法⑤ ルーチンを決める
例えば
- 歯磨き
- 入浴(シャワー)
など、普段からしている「当たり前のこと」ってありますよね。
勉強もその1つに当てはめてしまう。ということです。
例えば
- 寝る前には教科書を1ページ読む
- 夕食前・入浴前に問題集を1ページ解く
という風に手軽なものを設定してみましょう。

実際にいた生徒
これはかなり参考になったのですが「寝る前に問題集を開く」という生徒がいました。
「解く」だと重いので「開く」だけで良い。という工夫を感じましたね。
その上でゲームなどをし、ゲームの待機時間などに問題集の問題をチラッと見て解く。というスタイルだったそうです。
家で集中する方法⑥ 家庭教師に頼る
もし学校の先生が家にもいたら「そりゃ勉強します」し、「勉強しなきゃいけない・したくなる」環境になりますよね。
家にも先生がいるなんて嫌だ!!
という生徒もいるでしょうが。では「先生」ではなく「友人」ならどうでしょう?
家に「よく一緒に勉強する友人」がいる。となると、家で勉強するハードルも下がりませんか?

それを実現するのが家庭教師です。


今までの①~⑤の中で「一番踏み出しづらいやり方」だが「一番楽」な方法です。
なぜなら「あなたの過ごし方などを変える必要はない」からです。
家庭教師をお願いし、お話感覚で勉強する。そんな家庭教師なら家で集中して勉強するのも、さほど難しく感じなくなります。

私も家庭教師を3年間やってきましたが、実は
- 教材
- 料金
ってどこもあまり変わりません。

それに「この教材が最も効率が良い!」と言われていても、それが自分に合っているかどうかなんてわかりません。
つまり、「教材」よりも「家庭教師の先生」で決めた方が良いです。

そこで私が注目したのが「相性の良い先生選び」を重要視した家庭教師ファーストという家庭教師です。
担当の先生が決まるまでの流れ👇
通常の家庭教師 | 家庭教師ファースト |
① 企業に応募 ② 企業が生徒宅と「1番近い距離の先生」を派遣 ③ 家庭教師スタート | ① 企業に応募 ② 生徒にアンケートを取る(希望する先生など) ③ アンケートをもとに「どの先生が良いか会議」 ④ 相性の良い先生に連絡 ⑤ 家庭教師スタート |
上記のように「先生の選び方」が違います。

そうなんです。だからこそ、「知る人ぞ知る家庭教師」として有名です。
なぜみなさんが揃って「聞いたことない」というのか。それは👇
(引用元:公式家庭教師ファースト)
上記のように「意図的に」PRをしておらず、その分価格を抑えているということですね。

今なら無料体験授業も行われているので一度体験してみても良いと思います。
無料体験授業の良い所
- 入会不要
- オンライン可(スマホ可)
- どのような先生と授業をしたいのか先生の希望を言える
- 希望教科で受けられる
- もちろん無料

家で集中する方法⑦ 時間を決める
学校では「チャイム」が勉強開始の合図ですよね。
家にチャイムをつけるのは大変ですが
- スマホのタイマー
- 夕食後
- 起きてから1時間以内に
- 夜7時から
という風に時間を決めてやるのも効率的です。

実際にいた生徒
やはりよく聞くのが「寝る前に1時間だけ勉強」という言葉ですね。これを実践している生徒は多いと思います。
家で勉強する方法⑧ 部屋を掃除してみる
部屋がゴチャゴチャ 👉 頭の中もゴチャゴチャ
部屋が整理整頓されている 👉 頭の中も整理整頓されている

また、掃除はリラックス効果もあります。
- 勉強したくない
- めんどくさい
- だるい・・・
というときこそ「小さなモノから掃除する」というのを心がけてみてください。
頭が整理・スッキリされ、意外とすんなり勉強モードに入ることができます。
実際にいた生徒
実際に「掃除してから勉強する」という生徒の話は聞けませんでしたが、ゴチャゴチャの部屋で勉強したいとは思えませんね。

最後に
最後に、学生のうちから「家でも勉強できる力」を育てた方が良いです。
- テストの点数上昇
- 勉強するクセが身につく
特に2つ目の「勉強するクセが身につく」は非常に重要です。
学校を卒業しても
- テレワーク(在宅勤務)
- 持ち込みで仕事
- 副業
- その他趣味など
「家で作業をする」ということに慣れておいた方が良いですし、慣れておくと「メリットしかありません。」

